Oxygen Not Included レビュー|宇宙基地管理の最高難易度シム

ストラテジー

※ 本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。

Oxygen Not Included レビューをお届けします。Oxygen Not Included(通称ONI)は、カナダのインディースタジオ Klei Entertainment が開発した宇宙基地建設・サバイバルシミュレーションゲームです。2019年に正式リリースされて以来、Steamで「圧倒的に好評」の評価を維持し続けており、そのシステムの深さと複雑さからコアゲーマーに熱狂的に支持されています。宇宙の小惑星内部に閉じ込められた複製人間(デュプリカント)たちを生かし続けるという、過酷なサバイバル体験が待っています。

Oxygen Not Included レビュー|基本的なゲームプレイ概要

ゲームは小惑星の地下に3人のデュプリカントが降り立つところからスタートします。酸素・食料・水・熱管理・精神状態など、多岐にわたるパラメーターを同時にコントロールしながら、地下の基地を少しずつ拡張していきます。最初は手動で資源を採掘し、簡単な設備を建設するだけですが、徐々に電力・パイプ・通気管などの複雑なインフラを整備することが求められるようになります。

ゲームの進行に明確なゴールはなく、どこまで基地を発展させるかはプレイヤー次第です。ロケットを建造して宇宙探索に乗り出したり、惑星間の資源輸送ルートを確立したりと、中長期的な目標を自ら設定しながら遊ぶサンドボックス型の設計になっています。

圧倒的な物理・化学シミュレーション

Oxygen Not Included 最大の特徴は、ゲーム内で本格的な物理・化学シミュレーションが動作している点です。気体・液体は密度差によって自然に対流し、熱は素材の熱伝導率に従って伝わります。酸素は軽いため上に溜まり、二酸化炭素は重いため下に沈みます。この現実に即したシミュレーションを活用してパイプや通気管を設計する必要があり、単純なゲームロジックではなく「物理の理解」が攻略の鍵となります。

たとえば、農業エリアを温かく保ちたい場合、単に暖房設備を置くだけでなく、断熱材の選定・熱源の位置・気体の流れまで考慮しなければ効率的な温度管理はできません。この深さがONIを「最高難易度シム」たらしめる理由の一つです。

熱管理の重要性

初心者が最初にぶつかる大きな壁が「熱管理」です。機械設備・デュプリカントの体温・食料生産など、あらゆる活動が熱を発生させます。放置すれば基地全体の温度が上昇し、デュプリカントが熱中症になったり、食料が腐敗したり、機器が壊れたりします。冷却システムの構築は中盤以降の最重要課題となり、プレイヤーの知識と設計力が試されます。

デュプリカントの個性と管理

基地で働くデュプリカントにはそれぞれ固有のスキルと特性があります。料理が得意な者、採掘が苦手な者、ストレスに弱い者など、個性を把握して適切な役割を与えることが生産性の向上につながります。一方で、精神状態(ストレス値)が高まると作業をさぼったり、食料を過食したり、嘔吐して周囲を汚染したりと問題行動を起こします。人材管理の要素もゲームの重要な側面です。

膨大な研究ツリーと設備の組み合わせ

ONIには数百種類に及ぶ建設物・設備が存在し、研究ツリーを進めることで順次解放されます。発電設備だけでも手動発電機・石炭発電・天然ガス発電・水素発電・核融合炉など多様な選択肢があり、それぞれに利点と欠点があります。自動化ワイヤー・センサー・信号ゲートを組み合わせた複雑な自動化回路を構築するのも、上級者が楽しめる要素のひとつです。

また、「スペース・アウト!」DLCでは複数の小惑星を同時に管理するシステムが追加され、惑星間のロケット輸送ネットワークを構築するという新たな挑戦が楽しめます。バニラだけでも膨大なコンテンツ量ですが、DLCを導入することでさらに遊びの幅が広がります。

学習コストと難易度について

率直に言って、Oxygen Not Included は非常に学習コストの高いゲームです。チュートリアルは存在しますが、ゲームの複雑なシステムをすべてカバーするには及ばず、多くのプレイヤーは動画や攻略Wiki、コミュニティフォーラムを参照しながら学んでいきます。最初の数プレイは「何が起きているか分からないまま全滅」という体験をすることも珍しくありません。

しかし、そのハードルを越えた先には、他のゲームでは味わえない深い達成感が待っています。「なぜ基地が崩壊したのか」を分析し、次のプレイに活かしていく過程が本作の醍醐味であり、失敗すら学習になる設計になっています。「難しいゲームをマスターする喜び」を求めるプレイヤーには最高の体験を提供してくれます。

こんな人におすすめ

  • 複雑なシステムを理解・攻略することに喜びを感じる人
  • 「なぜこうなったのか」を徹底的に分析したい人
  • Factorioやリムワールドなど、複雑なシムゲームが好きな人
  • 長時間じっくりと一つのゲームに没頭できる人
  • 物理・化学の知識を活かした設計を楽しみたい人

逆に、手軽に遊べるゲームや明確なストーリーを楽しみたい方には向かないかもしれません。ONIは「問いかけに答え続けるゲーム」であり、受動的な楽しみよりも能動的な探求心が求められます。

価格と購入情報

Oxygen Not Included は Steam で販売されており、インディーゲームとして良心的な価格設定がされています。「スペース・アウト!」DLCも別途購入可能で、バニラをクリアした後の追加コンテンツとして非常におすすめです。

※価格は変動します。購入前にSteam公式でご確認ください。

Steamのセール情報をお探しの方は、こちらの記事も参考にどうぞ:Steam サマーセール 2026 おすすめゲーム特集

まとめ|Oxygen Not Included レビュー総評

今回の Oxygen Not Included レビューを通じて、本作が単なるサバイバルゲームを超えた、圧倒的な深さとリプレイ性を持つシミュレーションの傑作であることが伝わったと思います。物理・化学シミュレーション、熱管理、資源管理、人材管理といった複数の要素が絡み合う高難易度の設計は、間違いなくジャンル最高峰の複雑さを誇ります。

難しいからこそ、攻略できたときの達成感は格別です。「宇宙基地を完璧に動かしたい」というエンジニア魂を持つゲーマーには、自信を持って最高評価でおすすめできる一本です。デュプリカントたちの命運は、あなたの設計力にかかっています。

総合評価:★★★★★(5/5)
宇宙基地管理シムの金字塔。物理エンジンと格闘する覚悟で挑め。

Comments

Copied title and URL